良い事こそ最高の悪
高校生の時、クラスメイト10人くらいで路線バスに乗って出かける機会があった
私たちがバスに乗り込んだ時既に3、4人のおじいちゃんおばあちゃんが座席に座っていて、がらんとしていた。
しかし、高校生全員が頑なに座席に座ろうとしない。そして降りるおばあちゃんが邪魔そうに高校生の間をくぐり抜けていた。
私は「邪魔になるから、座ろう」と声をかけて座席に座り、友人もそれに同調した。もしこれでおばあちゃんが乗ってくればその時に席を譲ればいい。
若者と言うものは公共の場所に出ると瞬く間に判断力が無くなり、その時の最善をやればいいと思っているようだ
それが悪になるとも知らずに……
座る座らないの悶着は、電車内でもよくある。
2人で居るときに目の前の席が1つしか空かなかったとして、お互いに気を使ってその空席を見なかった事にしてそのまま立ち続ける。
しかし座らないなら他の人が座れるように横にズレてほしい
他には集団で注意をされている時にはダンマリを決め込んでしまう
それが相手をさらに激昂させてしまうとは思いもせず、森に紛れる木の枝になろうとする
レスポンスのないスピーチほどやる気が無くなる事はないので、そのような場面ではむしろ聞く姿勢や理由を述べたりなんかをした方が良かったりする
ただ、どちらも相手のことを考えて最善だと思ってしている行動だ
他の乗客や友人に席を譲りたいという気持ち、
ひとり下手な言い訳をするより集団の結束を高めた方が場の収拾が早くなると考えた結果なのだから。
そうなると悪こそ善なのでは?
言葉遣いが悪い店員
→その分早くて分かりやすい
電車にて今日はどうしても疲れているので目の前の老婆に席を譲らずパズドラをやった
→老婆は足が鍛えられ、自分は疲れが緩和した
言い訳ばかりする部下
→そうなった経緯や意思が伝わる
LINEで芸人のネタをぶっこむ男
→流行りに敏感かつチャレンジ精神がある
綺麗な顔してんねと言うセクハラすれすれの発言をする上司
→シンプルに褒め言葉あざぴ😂
ブス
→忘れない顔
バカ
→頭を使わないので一緒にいて楽
うんち
→病原菌の塊だけど臭いので誰も近寄らない
なんと悪の部分の方が良いポイントが多いじゃないか!!!!!!
悪こそ善